アフガニスタン情勢に関するボレルEU上級代表の声明
<日本語仮訳>
ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。
「反政府勢力タリバンが現在進めている軍事攻撃は、紛争に対する交渉による決着とドーハ和平交渉を支持するとの公約とは完全に矛盾する行為である。EUは、特にタリバン支配下の地域や都市における国際人道法や人権の侵害の増加を非難する。
EUはタリバンに対し、即座に実質的、定期的かつ体系的な協議を再開するよう、また現在の暴力行為の即時停止と包括的で永続的な停戦を求める。こうした継続的な攻撃は、アフガン国民に受け入れがたい苦難を強いており、国内避難民や安全を求めて同国を去る者の数を増やしている。
われわれは、アフガニスタン政府に対し、政治的相違を解消し、全てのステークホルダーの代表権を増やし、団結の観点からタリバンと関与するよう促す。
EUは、アフガン国民との連携と支援を継続したいと考えている。しかしながら、この支援は、平和的かつ包摂的な解決と、女性・若者・少数者を含む全てのアフガン国民の基本的権利の尊重が条件となる。教育の機会に関したものを含む、これまでの20年に渡り女性や女児が得た大幅な利益が保持されることは不可欠である。さもなくば、暴力によって権力が奪取され、イスラム首長国が再建されるようなら、タリバンは国家の非承認、孤立、国際支援の欠乏およびアフガニスタンにおける継続的な紛争と不安定性の長期化に直面するであろう」
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