タリバンがアフガン女性の国連勤務を禁止したことを受けたEUの声明

07.04.2023

EU News 050/2023

<日本語仮抄訳>

ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、EUを代表して以下の声明を発表した。

「EUは4月4日、アフガニスタンで実権を握るタリバンが同国の女性に対し、国連およびその機関、基金およびプログラムでの就労を禁止することを決定したことを知り、大きなショックを受けた。この決定は、アフガニスタンの女性や女児を標的とした過去のいくつもの禁止令や布告に続くもので、中等・高等教育、労働、移動の自由を含む女性の権利に対するタリバンの指導者による一貫した否定を引き締め、強化するものである。

この新たな差別的なタリバンによる決定は、アフガニスタンの女性や女児の状況をさらに悪化させ、(同国が締結している条約を含む)国際人権法、国際人道法および人道主義の原則に違反するものだ。同決定は、女性、子どもおよび男性を含むアフガニスタンの全住民の大部分への人道援助および基本的ニーズやサービスの提供の中断を意味するため、女性をますます弱い立場に追いやり、直接的かつ生命を脅かすという結果をもたらす。今般の動きは、アフガニスタンが世界最悪の経済・人道危機に直面し続け、人口の3分の2に当たる2,800万人以上が人道援助を必要とし、数百万人のアフガニスタン人が既に飢餓の危機に瀕している中で起きている。

EUは国連と共に立ち、その努力を強く支持し、他の国際パートナーおよびこれらの決定を非難する多くのアフガニスタン国民と共に、タリバンに対しこれらの禁止令を直ちに撤回し、女性と女児の教育および社会、経済、公共という全ての領域への平等なアクセスを確保するよう要請する」

原文はこちらをご覧ください(英語)。

 

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