欧州委員会、新型コロナ禍におけるEUの国際的人道援助体制強化を提案

10.03.2021

EU News 69/2021

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって相当に深刻化した人道援助のニーズに対応するため、同分野における欧州連合(EU)の国際的な効果を高めることを提案した。本日発表されたコミュニケーション(政策文書)は、資源基盤の増強、人道支援上のパートナーのより良い活動環境に向けた支援、およびEU・EU加盟国・EU金融機関で構成する「チーム・ヨーロッパ」としての行動を通じた危機の根本的原因への対処により、人道援助の提供を促進することにある。同提案は、国際人道法にあらためて焦点を合わせることを強調し、また気候変動の劇的な人道的影響に対応することも目指している。

新たな欧州人道対応能力の構築

EUは、そのパートナーや彼らの能力を通じた伝統的な人道援助提供体制が効果に乏しく、もしくは不十分な場合に、人道危機に対して直接介入できるよう、新たに「欧州人道対応能力(European Humanitarian Response Capacity)」を構築する。これは、輸送、資源の集積およびそれらの現地への展開を含む物流の円滑化を目指す。この能力を通じて例えば、新型コロナワクチンを含む支援物資について、脆弱な国々において物流に関する評価の提供、初期展開と調達、備蓄および輸送や配給への支援を提供することが可能になる。この能力はEUの緊急対応調整センターの運用支援を受け、EU市民保護メカニズムと連携し、互いを補完し合う。

 

『EU MAG』の関連記事

チーム・ヨーロッパに関する記事はこちら

連帯して域内外の新型コロナ危機に対応するEU 2020年5・6月号特集

EU市民保護メカニズムに関する記事はこちら

災害支援の要、EUの市民保護メカニズムとは? 2015年3月号 質問コーナー

EUについてさらに知りたい場合は日本語のオンラインマガジン『EU MAG』をご覧下さい。

も参照してください