カラスEU上級代表、茂木外相と第3回日・EU外相戦略対話を行う

26.03.2026 EEAS Press Team

EU NEWS 013/2026

<日本語仮訳>

カヤ・カラス欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長との茂木敏充外務大臣は本日、フランス・ヴォー・ド・セルネ修道院で開催された主要7カ国(G7)外相会合の合間に、第3回日・EU外相戦略対話を行った。

 

本対話でカラス上級代表と茂木外相は、共通の価値とルールに基づく国際秩序への支持に基づき、平和、安定および繁栄に対する強いコミットメントを改めて確認した。両者は、ますます複雑化する世界の安全保障環境を踏まえ、日・EU戦略的パートナーシップをさらに強化することの重要性を強調した。

 

上級代表と茂木外相は、日・EU安全保障・防衛パートナーシップの実施における進展を歓迎し、海洋安全保障、サイバー分野および外国による情報操作や干渉に対抗するための取り組みにおける協力強化を強調した。また、強靭なサプライチェーンを含む、経済安全保障分野での協力を深化させることの重要性を強調した。

 

ウクライナ情勢について、双方は、同国の主権、独立、および領土の一体性への揺るぎない支持を改めて表明した。両者は、包括的かつ公正で永続的な平和は、国際法および国連憲章に沿ったものでなければならないと強調。また、制裁を含むロシアへの圧力を維持・強化する必要性を強調した。双方は、引き続き緊密な連携を維持することの重要性を改めて確認した。両者は、G7内を含め、引き続き緊密な連携を図ること、および国際法違反に対する責任追及を確保することの重要性を改めて確認した。

 

上級代表と茂木外相は、インド太平洋地域の情勢について協議し、欧州とインド太平洋地域の安全保障が密接に結びついていることを改めて確認した。両者は、自由で開かれたインド太平洋を確保するため、志を同じくするパートナーとの協力を深化させることの重要性を強調した。

 

上級代表と茂木外相は、東シナ海および南シナ海において、武力や威圧によって現状を変更し、地域の安定やルールに基づく国際秩序を損なう恐れのある緊張を高めるような、いかなる一方的な試みに対しても強く反対することを改めて確認した。両者は、台湾海峡における平和と安定の重要性を改めて確認した。また、北朝鮮の核・弾道ミサイル計画、およびロシアと北朝鮮との軍事協力について深刻な懸念を表明した。

 

中東情勢について、双方は最近の動きに対し深い懸念を表明し、全ての当事者が緊張緩和と自制に努めることが緊急に必要であると強調した。また、エネルギー安全保障や供給の安定、主要な海上航路の混乱リスクなど、世界的な影響について言及した。さらに、特に戦略的水路における航行の自由の確保、民間人の保護および国際法の完全な尊重の重要性を改めて確認した。双方は、緊張を緩和し、地域の安定を促進するための外交的努力を継続する必要性を強調した。

 

両者は、世界的および地域的な課題について緊密な連携を継続し、多国間の場における対話と協力を強化することを含め、二者間のパートナーシップをさらに強化していくことで合意した。

 

原文はこちらをご覧ください(英語)。

Anitta Hipper
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