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ミャンマー国軍のロヒンギャに対する攻撃から5年が過ぎたことを受けた共同閣僚声明

25.08.2022 EEAS Press Team

EU News 167/2022

<日本語仮訳>

欧州連合(EU)を代表するEU上級代表および、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、ノルウェー、英国、米国の外相は、ミャンマー国軍のイスラム系少数民族ロヒンギャに対する攻撃から5年が過ぎたことを受け、以下の共同声明を発表した。

5年前、ミャンマー国軍はラカイン州のロヒンギャの村々に激しい攻撃を仕掛け、数千人ものロヒンギャの男性、女性および子どもを殺害、レイプ、拷問し、70万人以上がバングラデシュへ避難せざるを得なくなった。そこでは彼らは、それ以前の攻撃や何十年にわたる組織機的な差別から逃れていた他のロヒンギャと合流した。ロヒンギャに対するこれらの嘆かわしい行為は、近年の歴史において最大規模の少数民族の大量脱出を引き起こした。 われわれは、国連事実調査団が、一環とした深刻な人権の侵害や蹂躙の図式の存在を認定し、その多くが国際法の下で重大な犯罪に相当することを懸念している。また、ミャンマー国軍がロヒンギャに対して行った残虐行為がジェノサイドにも相当するかどうかを現在検証している、国際司法裁判所におけるガンビアの取り組みなど、加害者に責任を負わせるための他の取り組みも認識している。 われわれは、ミャンマーが国際司法裁判所の暫定措置命令を順守する必要があることを改めて表明する。

これらの非難するべき行為を行ったのと同じ者たちが、2021年2月の軍事クーデターを主導し、今日もミャンマー全土で政治的反体制派や他の民族的・宗教的少数者を含む弱者に対して残虐行為を行い、それを何十年も続けてきたのである。 ロヒンギャ自身も、人権の侵害や蹂躙、差別、組織的な迫害、市民権を含む基本的なサービスへのアクセスの拒否に苦しんでいる。約15万人のロヒンギャが10年間にわたり、ラカイン州で移動の自由がないキャンプに閉じ込められている。 女性と女児は、現在の状況下で重大な危険にさらされ続けている。

2017年のロヒンギャへの残忍な攻撃から5年を迎えるにあたり、ロヒンギャのコミュニティの勇気を称え、全ての犠牲者を追悼する。 われわれは、これらの侵害や虐待の加害者の責任を追及するとの約束を改めて表明し、ミャンマーに関する独立調査メカニズムおよびこの目的に貢献している他の関係者の活動を評価する。 われわれは、同国の軍事政権に対し、ロヒンギャおよびミャンマーの他のコミュニティが数十年にわたり耐えてきた重大な人権の侵害や蹂躙を含め、その支配下で苦しんできた人々に対する暴力を停止するよう要求する。 われわれは、国連の関連機関、バングラデシュおよびその他の難民受け入れ国が、ロヒンギャのために寛大に、彼らの命を救う支援を提供していることに感謝すると共に、全ての難民と、彼らを受け入れ、その影響を受けている地域のニーズと権利が満たされるよう、バングラデシュへの支援に引き続き専念する。また、ロヒンギャに保護・支援を提供している人道支援団体の重要な取り組みにも感謝する。 同時に、国際社会に対し、ロヒンギャの被害者のための正義を確保し、難民を受け入れた地域を支援し、彼らが安全で自発的に、尊厳のある、持続可能な形でのミャンマーへの帰還を可能にする条件を醸成するための支援を求める。ロヒンギャは、ミャンマーの将来をめぐる議論に意味ある形で参加する必要がある」

原文はこちらをご覧ください(英語)。

 

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