3月1日はASEMの日:アジアと欧州の連携強化を目指す

<日本語仮抄訳>
3月1日は、アジアと欧州という2つの大陸を対等なパートナーシップと相互尊重の原則に基づいて連結することの重要性をたたえる「ASEM(アジア欧州会合)の日」である。
2016年7月15、16両日にモンゴルで開催された第11回ASEM首脳会合で、ASEMという取り組みとあらゆる分野で欧州とアジアをつなげることの重要性を明示するため、3月1日をASEMの日に指定することが合意された。
ASEMの日は、アジアと欧州の間の協力、パートナーシップおよび連結性を促進する日、対等なパートナーシップと相互尊重の原則に基づいて両大陸をつなげることの重要性をたたえる日である。
ASEM参加国は世界の人口・GDP・貿易それぞれの6割を占め、アイデアの実験室や対話枠組みとして、重要な役割を果たしている。現代の不安定な世界において、ASEMは開かれたルールに基づいた国際協力を促進するための主要な場として、新たな目的意識と勢いを有している。
欧州連合は2018年10月18、19両日に「国際的課題のための国際的パートナー(Global Partners for Global Challenges)」と題した第12回ASEM首脳会合を主催し、議長を務める。これは、今年欧州で開催される最大の国際首脳会議であり、アジア・欧州関係の日程表における注目の会合である。ASEMの53のパートナーの大統領や首相などが、喫緊の国際的課題と、それらに対する共通の対応をいかに策定できるかについて議論するために集結する。
『EU MAG』の関連記事
3月1日 ASEMの日
<ナレーション仮訳>
変化の大きな時代にあって、欧州とアジアの協力は、かつてないほど重要になっています。
欧州とアジアを合わせると、世界の人口、GDP、貿易の6割を占めています。双方が連携するのは当然のことで、そのパートナーシップはさらに発展し得るでしょう。
毎年、欧州とアジアの53の国と機関のリーダーたちが一堂に会し、世界が直面する課題の解決において、より良い協力のあり方を協議しています。
この会議がアジア欧州会合(ASEM)と呼ばれており、本日3月1日はASEMを祝す日です。
実際には、アジアと欧州の出会いはわれわれの日常に存在しています。アジアの人々が欧州産品を購入する時や双方の観光客が相手の大陸の素晴らしさに感動する時もしかり。人々の安全を守るために双方のテロ対策部隊が情報を共有する時、大学生が留学先で講義を受ける時、アフリカ近海の海賊対処作戦で協力する時、欧州とアジアのNGOが調整をしながら人道援助を必要としている人々に届ける時もそうです。
この日々の出会いこそが、アジア欧州会合である、といえるでしょう。
クアラルンプールからケルンまで。長崎からナポリまで――アジアは欧州にとって重要な意味をもっており、欧州にとってのアジアも全く同じです。
双方にプラスとなる解決策を見出すため、好機を生み出し最大限に活用するため、互いにとって、そして世界にとっても強い柱となるために協力を続けなければなりません。
第12回ASEM首脳会合は、欧州連合(EU)の主催で2018年10月18日と19日の両日、ブリュッセルで開催されます。