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ミャンマーがロイター通信記者に判決を下したことを受けたEU報道官の声明
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<日本語仮訳>
「ミャンマーの裁判所が本日、ロイター通信の記者であるワ・ロン氏とチョー・ソウ・ウー氏に対し7年の禁錮刑を言い渡したことは、同国における報道の自由、国民の知る権利および法の支配の発展を弱体化させるものである。
両氏がラカイン州での深刻な人権侵害の疑惑を取材したことで1923年の国家機密法に基づく有罪判決と禁錮刑を受けたことは、他のジャーナリストが自らの職務を果たすだけで嫌がらせや不当逮捕、訴追を恐れるようになることにつながる。
メディアの自由と批判的なジャーナリズムは、民主主義には欠くことのできない柱である。自由な報道は、透明性を促し、民主的政府の責任を問うという重要な機能を果たす。
両記者の2017年12月12日の逮捕以来、全ての法廷審問を傍聴してきた多くの国際的監視者の中には欧州連合(EU)とその加盟国の外交官も含まれ、われわれは幾度にもわたり、ミャンマー政府とこの問題を取り上げてきた。
このため、われわれは、同国当局が、ジャーナリストがその任務を遂行できるための適切な条件を保障するとの期待を再度表明する。ワ・ロン氏とチョー・ソウ・ウー氏の禁錮刑は見直され、両氏は即刻かつ無条件で釈放されるべきである」