北マケドニアとアルバニアとのEU加盟交渉開始に関する共同書簡
<日本語仮訳>
ドナルド・トゥスク欧州理事会議長、ダヴィド・サッソーリ欧州議会議長、ジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長およびウルズラ・フォン・デア・ライエン次期欧州委員会委員長は本日、以下の共同書簡を公表した。
「われわれは本年6月に、北マケドニアおよびアルバニアとのEU加盟交渉開始について、遅くとも2019年10月までに明確かつ実質的な決定を行うことで合意した。
EUは今、戦略的選択を前にしている。EUが両国と加盟交渉を開始する決定を下すか否かは、EUが自身の約束を実行し、未来を見据えることができるかどうかの試金石である。
世界は急激に変化している。EUがその国際的役割を堅持し、自身の利益を保護したいのであれば、加盟に関心を示し、加盟手続き開始条件を満たした欧州の国々を統合するための一歩を踏み出すことは、その達成の一助となる。
北マケドニアとアルバニアは、われわれが求めたことをやり遂げた。それには両国民の相当な努力が必要であったが、欧州への展望は彼らの意欲と決意の大きな源となった。
成功は約束されているわけではない。道中には相当な改革努力が必要となろう。EU加盟は一夜にしてできるものではない。両国はこれを理解している。並行して、EUの協力体制は、その市民と加盟候補国国民双方の利益のために、拡大と併せ深化も必要だ。
われわれは、今こそ両国とEU加盟に向けた交渉を開始すべきときだと信じている」
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