新たなテロ対策アジェンダとユーロポールの強化でEUのレジリエンス向上を目指す

09.12.2020

EU News 348/2020

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、欧州連合(EU)がテロや暴力的過激主義との戦いにさらに力を入れ、テロの脅威に対するEUのレジリエンスを強化するため、新たな「テロ対策アジェンダ」を提示した。ここ数年来の取り組みを土台に、今般のアジェンダは、テロの脅威に対するEU加盟国の予測・防止・保護・対応を強化するにあたり、支援することを目指している。本日提案された、EUの法執行協力機関である欧州警察機関(ユーロポール)の権限改正を通じて、同機関は各加盟国の捜査により良い作戦支援を提供することが可能になる。

予測・防止・保護・対応するための取り組み

最近の欧州での一連の攻撃は、テロが今なお真の、現在の危険であることをはっきりと想起させた。この脅威が進化するに伴い、それに対抗するわれわれの協力も発展する必要がある。

テロ対策アジェンダは、以下を目指している。

  • 脆弱性の特定と脅威を予測する能力の構築
  • 過激化への対応で攻撃を防止
  • 計画的な安全の推進および都市と人命の保護のために脆弱性を低減
  • 攻撃への対応の改善に向けた作戦支援・訴追・被害者権利の強化

 

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