欧州のエネルギー安全保障に関する欧州委員会と米国の共同声明

EU News 114/2022

<日本語仮抄訳>

「ロシアは、フィンランドへの電気・天然ガスの供給停止、ポーランドとブルガリアへの天然ガスの輸出停止およびその他欧州諸国に対する同様の脅迫行為など、不当で容認できない行動を通じて、欧州へのエネルギー供給国として信頼できないことを示した。欧州委員会と米国は、ロシアがエネルギーを脅迫の道具に使用していることを非難し、欧州のエネルギー安全保障の強化に取り組むことを再確認する。

<中略>

欧州委員会と米国は、ロシアからのエネルギー輸入を削減するために断固とした措置を講じることが急務であることを理解している。われわれは共同で、3月25日にジョー・バイデン大統領とウルスラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長が発表した、『エネルギー安全保障に関する共同タスクフォース』の下で、こうした課題に対処するために連携している。同タスクフォースを通じて、われわれは、天然ガスの欧州への供給を多様化することに引き続き取り組むと共に、欧州の家庭や企業におけるエネルギー効率およびスマート技術の導入を加速し、暖房の電気化を図り、化石燃料の需要の撤廃に向けたクリーンエネルギー供給量を増強する」