欧州委員会、デジタル・プラットフォーマーに関する新たな規制を提案
<日本語仮抄訳>
欧州委員会は本日、デジタル空間に対する野心的な改革となる、デジタルサービス法案とデジタル市場法案という、ソーシャルメディア、オンライン市場および欧州連合(EU)で事業を展開する他のデジタルプラットフォームを含む、全てのデジタルサービスを対象とした新たな包括的なルールを提案した。
両法案の中心となるのは欧州の価値である。今般の新たなルールは、オンラインでの消費者とその基本的権利をよりよく保護し、全ての人がより公正かつより開かれたデジタル市場の恩恵を享受することを可能にする。単一市場全体を通じた、現代的なルール集は、イノベーション、成長及び競争力を育み、利用者に新しい、より良い、信頼できるオンラインサービスを提供する。また、小規模のプラットフォーマー、中小企業および新興企業に対し、単一市場全体の利用者への容易なアクセスを提供する一方で応諾コストを引き下げることで、これらの事業の規模拡大を支援する。さらに、今般の新しいルールは、単一市場の管理者となった、もしくはそうなることが予想されるプラットフォーマーが不公平な条件を科すことを禁じる。両法案は、この先の10年間を欧州の「デジタルな10年」とするとの欧州委員会の野心の中核を成す。
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