欧州委員会、外国の補助金がEU単一市場にもたらす歪みに対応する新法案を提示
<日本語仮抄訳>
欧州委員会は本日、外国の補助金が欧州連合(EU)の単一市場にもたらしうる歪みに対応するため、新たな法案を提案した。本日示された法案は、2020年6月のこの問題に関する白書の採択および各ステークホルダーとの広範に及ぶ協議を受けたものである。その目的は、第三国政府が提供する補助金がほとんど精査されない一方で、EU加盟各国の補助金は綿密に審査されるという、単一市場の規則の空白を埋めることにある。この新たな法案は、いかなる市場状況においても、単一市場を歪め、そこにおける公平な競争の弊害となる外国補助金に効果的に対応するように設計されている。同法案はまた、公正かつ競争のある単一市場を促進することで欧州産業の繁栄のための適切な条件を生み出すもので、同日採択された改定EU産業戦略の達成のための主要要素でもある。
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