欧州委員会、雇用維持支援策の資金調達の債券をソーシャルボンドとして発行することを発表

07.10.2020

EU News 271/2020

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、近日発行する最大1,000億ユーロの欧州連合(EU)「緊急時の失業リスク緩和のための一時的支援策(SURE)」債券を、ソーシャルボンド(社会貢献債)とすると発表した。それに向け、欧州委員会は第三者が評価したソーシャルボンドフレームワークを採択した。同フレームワークの意図は、これらの債券の購入者に、発行で得られた資金が本当に社会的目的に使用されるとの信頼感を与えることである。

本日の発表は、雇用と労働者を守るために、16のEU加盟国に対してSUREを通じた金融支援を認めたEU理事会の決定を受けたものだ。

債券の発行で得られた資金は融資の形で受け入れ国に渡され、新型コロナウイルス感染症のパンデミックへの対応として各国が導入した短期的雇用支援策などの措置に直接関わる費用を賄う一助となる。

 

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