駐日EU大使、EU加盟各国大使と「チーム・ヨーロッパ」として熊本を訪問

EU NEWS 015/2024

<日本語仮訳>

2月8日~9日にかけ、ジャン=エリック・パケ駐日欧州連合(EU)大使は、19人のEU加盟国大使とともに「チーム・ヨーロッパ」として熊本市を訪れ、安全保障や経済安全保障などの課題について、地元のステークホルダーと会合した。

パケEU大使は訪問冒頭の記者会見で、特に安全保障協力や重要物資・材料のサプライチェーンの強靭性強化といった分野において、EUが地域レベルで日本との関係をさらに発展させたいと考えていることを強調した。

これに伴い、一行は東京エレクトロン九州株式会社の本社を訪れ、半導体産業の現状や熊本および九州地方とのつながりについて同社幹部と意見交換を行った。続いて、陸上自衛隊西部方面隊健軍駐屯地を訪問し、日・EU間の防衛協力・交流のさらなる拡大の可能性について討議した。

2日間の訪問の最後には、熊本市の象徴であり、また2016年の熊本地震からの復興に向け、関係者や市民が取り組み続けている熊本城を見学した。大使たちは、熊本における復旧作業が、元旦の令和6年能登半島地震の被災者にとっても希望の光となってほしいと述べた。