EU、ロシアのウクライナへの軍事侵攻に対応する新たな措置を採択

28.02.2022
Brussels

EU News 49/2022

<日本語仮抄訳>


ロシアによるウクライナへのいわれのない、不当な軍事侵攻と事態の悪化に鑑み、欧州連合(EU)理事会は本日、ロシアの行動に対し同国に重大な影響を及ぼす追加措置に合意した。これらの決定は、EUのパートナーや同盟国と緊密に調整しつつ合意された。

EU理事会はまず、ウクライナの領土の一体性と主権を守り、現在進行中の軍事侵攻から一般市民を保護するための同国軍の能力とレジリエンスの強化に寄与する2つの支援策を、欧州平和ファシリティの下で採択した。総額5億ユーロ相当のこれらの支援措置は、ウクライナ軍への装備や物資の提供に資金を供給する。これには致死能力のあるものも初めて含まれる。

次に、EU理事会は航空と金融分野における厳しい制限的措置を採択した。

EU加盟国は、コードシェア便の運航を行う航空会社を含むロシアの航空会社が運航する全ての航空機、ロシア登録の航空機、ならびにロシアの法人または個人が所有やチャーターまたは他の形で管理するロシア登録以外の航空機の着陸、離陸、上空通過を許可しない。

さらに、ロシア中央銀行との取引、もしくは同行に代わって、あるいは同行の指示を受けて法人・団体・組織が行う取引が禁じられる。

EUについてさらに知りたい場合は日本語のオンラインマガジン『EU MAG』をご覧下さい。

も参照してください