EU、新型コロナウイルス感染症ワクチンを引き続き積極的に輸出・無償提供
<日本語仮訳>
新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が2年以上続いているが、欧州連合(EU)は、現在も新型コロナウイルス感染症ワクチンの世界最大の提供者である。2020年11月以降、EU市民に提供された約12億9,000万回分のワクチンを上回る、約17億8,000万回分のワクチンがEUから165の国や地域に輸出された。中でも、2022年1月28日時点で約2億4,900万回分のワクチンを輸入した日本は、引き続き最大のワクチン供給先となっている。
2021年1月に導入されたEUの「ワクチン輸出に関する透明性・承認制度」は2021年末に失効し、新しい監視メカニズムに置き換わった。その結果、ワクチン製造メーカーは、EU域外へのワクチンの輸出承認を求める必要がなくなった。
EU、EU加盟国および欧州の金融機関が参加する共同行動である「チーム・ヨーロッパ」は、2022年までに7億回分のワクチンを提供することを公約に掲げ、2022年半ばまでに世界人口の70%がワクチン接種を終えることを目指している。2022年1月上旬時点で、チーム・ヨーロッパを通じて世界中の国々に供給されたワクチンは3億8,000万回分を超え、現在、EUは新型コロナウイルス感染症ワクチンの世界最大の無償提供者となっている。また、欧州委員会とEU諸国は、ワクチンへの平等なアクセスの確保を目指すグローバルな取り組みであるCOVAXに対して30億ユーロ以上の拠出を誓約しており、パートナー国のワクチン接種計画を支援している。
全体で、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに対するEUのグローバルな対応は、460億ユーロに上る。こうした資金の提供を通じて、健康危機への対応、保健医療制度の強化、パンデミックの社会・経済的影響の緩和などの分野で、130を超えるパートナー国を支援している。
『EU MAG』の関連記事
EUの新型コロナウイルス感染症ワクチンに関する取り組みを教えてください 2021年春号 質問コーナー
<2022年2月1日更新>