EU、新型コロナワクチン輸出透明性・承認メカニズムの期限を12月末まで延長
<日本語仮抄訳>
欧州連合(EU)は本日、新型コロナワクチン輸出に関する透明性・承認メカニズムを現行の形で2021年12月31日まで延長すると決定した。なお、欧州委員会は2021年12月31日以降のさらなる延長を想定していない。
同メカニズムの目的は、製造会社が契約上の義務に沿って欧州の人々向けにワクチンを届けることを確保する点にある。現行制度は、ワクチンの製造、分配および供給網の透明性をかなり向上させた。また、このメカニズムにより、EUがワクチン輸出の世界的リーダーであることも示された。EU域内のワクチンの分配は加速的に続いており、その結果、EUのワクチン接種は明確に進展している。しかしながら、EUでの接種キャンペーンはなお続いており、特に新型コロナウイルスの変異株の登場で、不確実な面は残っている。このため、ワクチンの輸出と域内の供給に関する透明性は引き続き必要となっている。
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