EUと日本、海上部隊協力の円滑化に関する正式な取り決めに合意

EU News 038/2023

それぞれの海上部隊の共同活動のさらなる円滑化に向けた措置として、欧州連合(EU)海軍部隊アタランタ(EUNAVFOR Atalanta)と日本のソマリア沖・アデン湾派遣海賊対処行動水上部隊(DPSA)は本日、海賊対処の合同訓練における情報交換および連携のための新たな「行政取極」に署名した。

文書への署名は、EU海軍部隊アタランタ作戦司令官のホセ・マリア・ヌニュス=トレント海軍中将および自衛隊統合幕僚長の山崎幸二陸将によって東京で行われた。

EUと日本の連携は、日・EU戦略的パートナーシップ協定に基づき、幅広い問題に関して一層緊密になってきた。両者は共に、航行や上空通過の自由に関する実用的な海洋協力を通じてなど、ルールに基づく国際秩序を守ることに取り組んでいる。また、海上交通路の安全を確保し、世界の海洋領域を従来型・非従来型の脅威から守り、一層の繁栄をもたらすことに努めている。

これに関連して、EU海軍部隊アタランタと日本のDPSAは近年、海上での合同訓練、作戦の連携、共同寄港およびジブチとの三極間演習など、数度にわたり共同行動を実施してきた(https://www.eeas.europa.eu/eeas/european-union-japan-joint-port-call-joint-press-release_en?page_lang=jahttps://www.eeas.europa.eu/eeas/maritime-security-eu-and-japan-carry-out-joint-naval-exercise-0_en?page_lang=ja)。今回新たに締結された取り決めにより、将来の海上部隊の合同演習における情報交換や連携を円滑にする共通の枠組みが確立される。

欧州委員会およびジョセップ・ボレルEU外務・安全保障政策上級代表は今月、海洋の平和利用の確保と新しい脅威からの海洋領域の保護を目的とする「強化されたEU海洋安全保障戦略に関する共同コミュニケーション(政策文書)」(https://oceans-and-fisheries.ec.europa.eu/publications/joint-communication-update-eu-maritime-security-strategy-and-its-action-plan-enhanced-eu-maritime_en) を採択した。強化された同戦略の下で想定されている施策として、特に国連海洋法条約など、ルールに基づく海洋秩序を維持するため、日本など全ての関連する国際パートナーとの連携強化が挙げられている。

 

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