EU主要機関の長、EU理事会議長国ドイツのメルケル首相と会談

08.07.2020

EU News 184/2020

<日本語仮抄訳>

欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長は本日、欧州連合(EU)の次期多年次財政枠組みと新型コロナウイルス感染症危機からの復興のための「次世代EU」基金に関する協議の進捗状況を確認し、今後の各機関間の集中的な交渉の準備のため、ダービッド・サッソーリ欧州議会議長、シャルル・ミシェル欧州理事会議長および2020年後半のEU理事会議長国ドイツのアンゲラ・メルケル首相と会談した。

出席者たちは、深刻な景気後退が見込まれるこの先数カ月の経済予測を分析し、今回の危機はEU全域において大きな社会的影響を与える点に留意した。これらの影響を緩和し、欧州経済が素早く立ち直れるよう、自分たちが有する権限内でいかなる措置をも取るとの固い決意を再確認した。

これに基づき出席者たちは、欧州の復興のための野心的で包括的な取り組みについて早急に合意することが、この先数週間のEUの最優先事項であるという点で一致した。これには一連の過程においてEUの諸機関間の緊密な協力と、各加盟国の憲法上の規定に沿った形での主要要素の迅速な批准が求められる。

 

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