EUと日本、無人航空機システムの将来に向けた協力を強化

EU News 003/2026

 

欧州連合(EU)と日本は、無人航空機システム(UAS)や新たな空の移動サービスが航空分野において重要性を増す中、民間航空分野での協力を強化している。両者は、これらの新しい航空活動が、安全性と社会的信頼を確保しつつ、責任ある形で発展し、イノベーションを促進することを共通の目標としている。

こうした背景の下、2026年1月19日~23日に、日・EU UASオペレーション・ワークショップが東京および名古屋で開催され、欧州と日本の航空当局および産業界の関係者が参加した。本ワークショップでは、リスクベース・アプローチがUASの運航における一貫性を持った判断にどう役立つか、また運航面と技術面の検討をどのように調和させるかについて、意見交換と実践的な議論が行われた。

議論では、当局がさまざまなUASの運航の安全性をどのように評価しているか、事業者がどのように規制要件への適合性を示しているか、さらに運航の高度化に伴い監督の在り方をどのように発展させていくかといった点が取り上げられた。実際の運航シナリオを基にした演習も実施され、欧州と日本のアプローチを比較しながら、原則論から実務への橋渡しが行われた。

本ワークショップを通じて、急速に進化するこの分野におけるEUと日本の継続的な協力の重要性が改めて確認された。経験や視点を共有することで、両者は、イノベーションの余地を確保しつつ、安全で拡張性のある無人航空の発展を支えるリスクベースの枠組みに対する相互理解を深めた。

本イベントは、日・EU 航空パートナーシップ・プロジェクトの一環として開催されたもので、欧州航空安全機関(EASA)と日本の国土交通省航空局(JCAB)が緊密に連携して実施した。UASや次世代の空の移動手段が世界的に拡大していく中、EUと日本は、対等なパートナーとして、安全で先進的かつ国際的に整合性のある航空環境の構築に向け、引き続き協力していく考えだ。

日・EU 航空パートナーシップ・プロジェクトについて

日・EU 航空パートナーシップ・プロジェクト(EU–Japan Aviation Partnership Project: EU-JP APP)は、欧州連合(EU)と日本の間の航空協力の深化を目指す戦略的イニシアティブであり、欧州航空安全機関(EASA)と日本の国土交通省航空局(JCAB)が実施している。本プロジェクトは、安全監督、新技術、環境分野などの民間航空に関する主要分野において、対話、専門家交流、共同活動を通じて、EUと日本の長期的な協力関係を支援している。

このプロジェクトは、欧州連合(EU)および欧州委員会の対外政策手段サービスによって資金提供を受け、欧州連合航空安全局(EASA)によって実施されている。

原文はこちらをご覧ください。(英語)