EU、ウクライナ、カナダおよびパートナー諸国、強制移送・不法連行されたウクライナの子どもの帰還に向けた取組を強化
<日本語仮抄訳>
本日、欧州連合(EU)の代表者はウクライナおよびカナダとともに、「ウクライナの子どもの帰還に関する国際連合」のハイレベル会合を開催した。このイニシアチブは、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長が2025年の一般教書演説で発表したものである。
EUを代表して、カヤ・カラス外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長およびマルタ・コス欧州委員(拡大担当)が、約60か国の代表とともに参加し、ロシアによって強制移送または不法に連行されたすべてのウクライナの子どもを帰還させるための行動強化と、これらの犯罪に対する完全な責任追及への共同コミットメントを再確認した。
ロシアによるウクライナへの侵略開始以降、2万500人以上のウクライナの子どもがロシアまたは一時占領地域へ不法に連行または強制移送されたと記録されている。ロシアがこれらの子どもの身元や所在を隠蔽する組織的な取り組みを続けていることから、継続的かつ国際的に協調した対応の必要性はかつてなく高まっている。
会合後、EU、ウクライナおよびカナダは共同結論を発表し、合意されたコミットメントを明示した。
ハイレベル会合での主な合意事項
会合は、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長およびウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領によるビデオメッセージで開会された。参加国は以下の具体的措置に合意した。
- 追跡・確認・監視の強化:ウクライナのパイロット追跡メカニズムを基盤に、パートナーシップの拡大、現地での調整強化、オープンソース情報を含む追跡活動の強化を行う。
- 帰還支援の強化:EUは、違法に移送・連行された子どもの帰還に取り組むウクライナ政府および市民社会に対し、技術的・財政的・制度的支援を拡充する。
- 外交的取組の強化:国連や国際パートナーとの連携を強化し、既存の仲介メカニズムを促進するとともに、帰還に向けた公式・非公式チャネルを支援する。
- 帰還・保護・再統合支援:幼児教育、緊急時教育、児童保護サービスの拡充および「ベター・ケア」改革の次段階を通じ、家庭・地域ベースのケアを強化する。
- 責任追及の強化:不法移送や強制連行に関する調査・法的手続きを支援し、ウクライナの捜査能力を強化するとともに、児童に対する「再教育」や軍事化を含む行為への責任追及を進める。
- 制裁の強化:関係者および関与者に対する追加的な制裁や指定を共同で実施する。
これらの取組を支えるため、EUはさらに5,000万ユーロを動員し、ウクライナの児童保護制度の強化、地域密着型サービスの拡充、幼児教育の支援、司法アクセスの改善、補償請求を含むデジタル制度の強化を行う。
原文はこちらをご覧ください(英語)。