G7 外相共同声明 ミュンヘン安全保障会議の機会での G7 外相会合

15.02.2026
ドイツ・ミュンヘン
駐日欧州連合(EU)代表部プレスチーム

EU NEWS 007/2026

<日本外務省仮訳>

カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国の G7 外相及び欧州連合(EU)上級代表は、カナダの 2025 年議長国下として初めて、ミュンヘン安全保障会議の機会に一堂に会した。

G7 メンバーは、ウクライナにおけるロシアの壊滅的な戦争について議論した。 G7 メンバーは、持続的な平和と強固で繁栄したウクライナの実現を助けるために協力するとのコミットメントを強調し、戦争が再び始まらないことを確実にするための、力強い安全の保証を構築する必要性を再確認した。

G7 メンバーは、本日行われたアンドリー・シビハ・ウクライナ外務大臣との議論を歓迎した。G7 メンバーは、G7 のウクライナ支援に関する共同宣言に従った措置を通じたものを含め、ロシアの国家が有する資産に起因する特別な収益の活用を通じたウクライナへの財政的支援、ロシアが誠意ある交渉を行わない場合の石油及びガス価格の上限措置を通じた更なるコストの賦課、及びロシアに対する制裁をより効果的なものとすることによるウクライナにおける戦争終結に向けた G7 の重要な貢献を想起した。2 月以降に新たに追加されるいかなる制裁も、ロシア連邦が、主権を有する独立国としての長期的な安全と安定をウクライナに与えるような対ウクライナ戦争の恒久的な終結をもたらすための本当の誠実な努力を行うか否かに結び付けられるべきである。G7 メンバーは、ウクライナの自由、主権、独立及び領土一体性を擁護するウクライナへの揺るぎない支持を再確認した。

G7 メンバーは、ロシアに対する中国による軍民両用の支援並びに北朝鮮及びイランによる軍事支援について議論し、このような全ての支援を非難した。

G7 メンバーは、イスラエル、ガザ、レバノン、シリア及びイランを含む中東における政治、安全保障及び人道問題並びに地域の平和と安定を前進させるためのコミットメントについて議論した。G7 メンバーは、イスラエル及びパレスチナの持続的な和平の重要性を強調した。G7 メンバーは、全ての人質解放とガザ地区への人道支援の拡大を含む、イスラエル及びハマスとの間で合意された停戦の完全な履行への支持を再確認した。G7 メンバーは、エジプト、カタール及び米国の恒久的な停戦に向けた継続的な努力を支持する。G7 メンバーは、ハマスに対する断固とした非難と、ハマスが軍事的に再建されることも統治に参加することもないことを確保する必要性を改めて表明した。G7 メンバーは、国際法に整合的なイスラエルの固有の自衛の権利を認識した。

G7 メンバーは、2025 年 2 月 13 日にフランスが主催したシリアに関する国際会議の成果を歓迎した。また、シリアの人々に対する共通のコミットメント及び国連安保理決議第 2254号の精神に則った包摂的な政治移行プロセスへの支持を改めて表明した。また、レバノンにおける最近のジョゼフ・アウン大統領の選出、ナッワーフ・サラーム首相の指名及び新内閣の組閣を含む前向きな進展を歓迎した。G7 メンバーは、両国の安定、主権、領土保全に対するコミットメントを再確認した。

G7 メンバーは、イランによる、信頼に足る民生上の正当性がないウラン濃縮の急速な進展、中東及び紅海全域にわたるテロ組織や武装集団の助長、弾道ミサイルや無人機の拡散、国境を越えた抑圧及び基本的人権の侵害など不安定化させる行動を明確に非難した。

G7 メンバーは、法の支配及び主権の尊重を基礎とする、自由で開かれた安全なインド太平洋地域へのコミットメントを改めて表明した。また、力を用いて現状を一方的に変更しようとするあらゆる試みに強く反対し、紛争を平和的に解決することの重要性を強調した。南シナ海における軍事化や威圧的な活動を通じて航行の自由を制限しようとする中国の試みに強く反対した。

G7 メンバーは、北朝鮮の核・弾道ミサイル計画に対する深刻な懸念を表明し、朝鮮半島の完全な非核化へのコミットメントを再確認した。G7 メンバーは、北朝鮮が、全ての関連する国連安保理決議に従って、完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法で、自らの全ての核兵器及び既存の核計画並びにその他のいかなる WMD(大量破壊兵器)及び弾道ミサイル計画も放棄するよう要求した。G7 メンバーは、北朝鮮がロシアのウクライナに対する侵略戦争を直接支援することが、欧州及びインド太平洋の安全に深刻な結果をもたらす、紛争の危険な拡大を意味することを強調した。G7 メンバーは、北朝鮮に対し、北朝鮮の部隊の撤退を含め、ロシアのウクライナに対する侵略戦争への全ての支援を直ちに停止するよう求めた。G7 メンバーは、北朝鮮に対し、拉致問題を即時に解決するよう求めた。

G7 メンバーはまた、コンゴ民主共和国及びスーダン並びにハイチ及びベネズエラなど、世界の他の地域における紛争及び不安定さの緊急の状況についても議論した。

G7 外相は、3 月 12 日から 14 日にかけてケベック州シャルルボワで開催されるカナダでの会合を期待した。

原文はこちらをご覧ください。(英語)