日欧間の地域交流を強化する「IURC2」プロジェクト、日本で発足式を開催

<日本語仮訳>

去る10月2日、「京都スマートシティエキスポ2025」に合わせ、けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)にて世界各国の都市・地域が参加する欧州連合(EU)の「国際都市地域間協力(IURC)」計画に基づく「IURC2」の発足式が成功裏に開催された。同イベントではEUの諸地域と日本の都道府県や都市が一堂に会し、これまでの進捗状況を確認するとともに、今後の展開に向けた準備が進められた。

当日は、欧州委員会対外政策手段局(FPI)地域チーム長のアンドレアス・レットガー氏と、駐日EU代表部のセザール・モレノ氏による挨拶で幕を開けた。両氏は、地方分権型協力の深化と、産業近代化、クリーンエネルギー、農産と食品および都市イノベーションなどの重要分野における実証活動の推進の重要性を強調した。

双方の参加者は前向きに反応し、進行中のクラスターセミナーに関する見解を共有するとともに、実証活動の特定と二者間パートナーシップ強化への意欲を示した。スペイン・カタルーニャ地方やフランス・ヴァルドワーズ地方などのEU側のいくつかの地域は代表者が現地参加し、日本側パートナーにとって貴重な対面交流の機会を提供した。

今般の会合は、日本におけるIURC2にとって重要な節目となる。今後、参加者は実証プロジェクトの具体化を継続し、持続可能で革新的な地域開発における日・EU協力を推進していく。

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