ウェビナー:アーティストとしてヨーロッパで仕事や生活をする

EUのアーティスト・イン・レジデンスについて、経験豊富なアーティストやアート関係者の生の声が聞けるほか、ヨーロッパの芸術文化シーンの現状や最近のトレンドについての情報も得られます。収録した内容は、イベント終了後に「AIR_J」のウェブサイトにアーカイブされ、閲覧できるようになる予定です。
企画協力:art for all
【Vol.3 アーティストとしてヨーロッパで仕事や生活をする】
■日時:2024年8月30日(金)20:00-22:00 オンライン(Zoomウェビナー)
■登壇:石塚まこ(アーティスト・リサーチャー/スウェーデン在住)、松根充和(パフォーマンスアーティスト・振付家/オーストリア在住)、村上華子(アーティスト/フランス在住)
■司会:丸山美佳(批評家・キュレーター/オーストリア在住)
■無料
■当日こちらからウェビナーにご参加下さい:https://euin.jp/AIRevent0830
Vol.3 登壇者・司会者プロフィール
石塚まこ(いしづか・まこ)
日本で総合文化を、欧州で自由美術を学ぶ。美術機関での研究やレジデンスで欧州や南米、中東、アフリカの社会に暮らした経験を足がかりに、社会プロジェクト、インスタレーション、アクト、ドローイングや随筆などで、日常と世界の交叉点に見えてくる隔たりへの介入を試みる。その活動は、東京都現代美術館、国立美術館(ジンバブエ)、リガ国際文学フェスティバル(ラトヴィア)、国立社会科学高等研究院(フランス)、ヴェネチア国際建築ビエンナーレ(イタリア)など、多様な文脈でも発表されている。
https://makois.com/
松根充和(まつね・みちかず)
神戸出身のアーティストで、1990年代よりウィーンで活動する。コンセプチュアルとドキュメンタリーの手法を融合した独自の作品群は、舞台上のパフォーマンスや公共空間での介入、さらにはインストラクションや会話を基にしたプロジェクトの制作など多岐にわたる。批評精神と遊び心を通して、文化的・社会的に付与されるアイデンティティから生じる緊張関係を考察している。近年の舞台作品には、ウィーン芸術週間で初演された『Mitsouko & Mitsuko』や、アヴィニョン演劇祭にて初演された『このあたりのどこか』などがある。リンツ芸術大学やアイスランド芸術大学で非常勤講師としてパフォーマンス・アートの教育にも関わる。
www.michikazumatsune.info
村上華子(むらかみ・はなこ)
アーティスト。東京大学文学部、東京藝術大学大学院映像研究科修了後、2013年にポーラ美術振興財団在外研修員としてパリへ。フランス国立現代アートスタジオ、文化庁在外研修(米国)を経て現在はパリを拠点に活動。2019年にはアルル国際写真祭新人賞にノミネートされ、近作はCNAP(フランス国立造形芸術センター)に収蔵されている。最近の主な個展に、「du désir de voir 写真の誕生」(ポーラ美術館、2022年)、「Imaginary Landscapes」(タカ・イシイギャラリー、2022年)、「クリテリオム 96 村上華子」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2019年)など。https://www.hanakomurakami.net/
丸山美佳(まるやま・みか)
長野県生まれ。ウィーンを拠点にキュレーター、批評家、研究者として活動。現代美術や舞台芸術と交差するメディア研究、トランスフェミニズム、クィア理論との横断に焦点をあてながら調査と実践を行う。コレクティブな語りを探る展覧会、イベント、パフォーマンス、書籍の企画・編集をするほか、美術雑誌や文芸誌にレビューや論考を寄稿。2018年、遠藤麻衣と「Multiple Spirits(マルスピ)」を創刊。2020年よりオーストリア女*性アーティスト協会のボードメンバーとして、組織や歴史記述が生み出す排除の複雑さと矛盾を抱えながら、現代的なクィアフェミニストの課題に取り組むアーカイブとスペース運営を行う。
http://www.mika-maruyama.com/