＜日本語仮抄訳＞

ジョセップ・ボレル欧州連合（EU）外務・安全保障政策上級代表はEUを代表して、以下の声明を発表した。

「モスクワの裁判所は2月2日、ロシアの反体制派政治家であるアレクセイ・ナワリヌイ氏に対し、懲役2年8カ月の実刑判決を言い渡した。ロシア当局は、同氏がロシア国内での軍用化学剤による毒殺未遂からドイツで回復していた間の、執行猶予違反容疑で刑の手続きを追求していた。

欧州人権裁判所は2017年に既に、ナワリヌイ氏に対する有罪判決は恣意的で明らかに合理性に欠けるとの判断を下している。

EUはナワリヌイ氏に刑を下したロシア当局の決定を非難し、同決定が政治的動機に基づき、同国の国際的人権上の義務に反しているとして、受け入れられないと考える。

EUは一貫してロシア当局に対し、公正な裁判を受ける権利を含む、人権と法の下の平等を尊重し保障するとの国内外の義務を果たすよう求めてきた。EUはナワリヌイ氏および平和的な集会や表現の自由の権利を行使したために拘束された全ての一般市民やジャーナリストの即時かつ無条件の解放を再度求める。これらの出来事は、ロシアにおける野党勢力、市民社会および独立した声のための空間が縮小しているとの継続的な後退傾向を確認させるものだ」

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• 原文はこちらをご覧ください（英語）。