出入域システム(EES)導入後の欧州渡航

<日本語仮訳>

2025年10月より運用を開始する「出入域システム(Entry/Exit System =EES)」は、非欧州国籍者のシェンゲン圏29カ国への渡航を容易にする、生体認証を用いた国境検問システムです。

 

まもなく運用開始:欧州渡航の際の国境検問がより効率的に

「欧州出入域システム(EES)」は、シェンゲン圏に加盟する欧州29カ国に短期滞在目的で渡航する非欧州連合(EU)国籍者を対象とする国境検問システムです。

欧州への渡航をより効率的かつ安全にするこの新たな「出入域システム」は、2025年10月12日より運用を開始します。つまり、同日より同システム参加国の国境通過地点におけるデータ収集が始まります。EESは、2026年4月10日までに全面的に運用される予定です。

出入域システム(EES)とは何ですか?  

4億5,000万人の人口を擁するシェンゲン圏の国々において、国境におけるパスポートの使用や出入国管理は相互に廃止されています。それにより、市民や住民、訪問者が国家間を自由に移動できる圏域が生まれています。

EUの効率的な国境管理システムとして、「出入国システム(EES)」は、このシェンゲン圏の国々へ渡航する際に重要となります。

EESの対象となるのは誰ですか? 

「出入域システム」は、シェンゲン圏の国に短期滞在目的で渡航する、非EU国籍者が対象となります。また、適用が免除される場合もあります。適用免除者の一覧については、リンク先のEES公式ウェブサイトをご覧下さい。

EESの目的は何ですか? 

EESは、EU・シェンゲン圏の対外国境における国境検問システムで、国境検問を迅速化し、域内の安全を向上させることを目的としています。

EESではどのような情報が求められますか? 

EESは、渡航書類にすでに記載されている情報、各入国・出国の日付や場所および生体認証データを収集します。これらの情報を活用して、国境検問の効率や安全性を高めます。

さらに詳しくは

 

原文はこちらをご覧ください(英語)。