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ユンカー欧州委員会委員長、欧州の帆が再び風を捉えていると強調

13.09.2017
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EU News 185/2017

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<日本語仮訳>

欧州委員会のジャン=クロード・ユンカー委員長は本日、この先1年の優先政策と、欧州連合(EU)の2025年までの深化に対する自身の展望を概説する、2017年の一般教書演説を行った。「より統合された、より強力でより民主的な連合」に向けた行程表を提示し、EUは外交政策でより力強く行動すべく、自らの内部プロセスを考察すべきとした。

ユンカー委員長はストラスブールで開催された欧州議会本会議で、EUは対内的にも国際的な役割の担い手としても強く、結束しており、自信を有していると述べた。また、EU加盟国がいくつかの外交政策に関する決定を、特定多数決で行うことを検討する、とも示唆した。

「欧州は再び風をその帆に捉えるようになった」とユンカー委員長は述べた。「危機発生から10年が過ぎた今、欧州経済はようやく立ち直ってきた。それと同時に、われわれの自信も回復しつつある。(英国を除く)EU加盟27カ国の首脳、欧州議会および欧州委員会は、われわれの連合に『欧州』という要素を再び盛り込んでいる。われわれは協力しながら、われわれの連合の中に「団結」を取り戻している」。

この力強さのおかげで、EUは貿易や環境といった分野において、世界という舞台で先導者としての役割を果たしている。「世界中のパートナーは、われわれと貿易協定を締結するために行列を作り始めている。本日、われわれはオーストラリアおよびニュージーランドと貿易交渉を開始することを提案したい」と語った。

気候変動との戦いについて委員長は、「米国における野心の崩壊に対し、欧州は、地球を再び偉大にすることを担保する。この惑星は、人類全ての共通の遺産である」と述べた。

EUはまた、欧州地域および世界各地において、平和と安全を推し進める努力を行っている。欧州では、委員長は「西バルカン(6カ国)に関して、信頼に足るEU拡大の全体像を維持する」重要性を強調し、今後数年内の拡大はないとしつつも、「その後のEU(の加盟国)は、27より大きな数になっているであろう」とした。

委員長は、EUがアフリカとの協力を継続する必要性を強調した。「総額27億ユーロのアフリカのためのEU信託基金は同大陸全体において雇用機会を生み出しつつある」と延べた。また、欧州の近隣地域もしくは世界のどこかにおいて危機が発生したとき、「欧州は、迫害から逃れようとする人々が庇護を得ることができる大陸であり、そうあり続ける必要がある」と話した。

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