欧州委員会、EUの対ロシア制裁の実施に関する「維持と協調」パッケージ案を採択

EU News 148/2022

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、欧州連合(EU)がこれまで決定した6つの広範かつ前例のない対ロシア制裁パッケージの効果を維持・強化することを目的とした、新たな包括的措置に関する(EU外務・安全保障政策上級代表と欧州委員会による)共同提案を採択した。

本日の「維持と協調」パッケージは、事業者に法的確実性およびEU加盟各国による執行を強化するため、多くの規定を明確化する。そして、EUの制裁と、同盟国やパートナー諸国、特に主要7カ国(G7)の制裁との連携をさらに強化する。また、重要なことであるが、同パッケージが世界の食料安全保障を守るという欧州委員会の断固とした姿勢を改めて表明している。

本日のパッケージは、ロシア産の金に対する新たな輸入禁止措置を導入すると共に、軍民両用技術や先端技術に対する輸出管理を強化する。これにより、EUの制裁とG7のパートナー諸国の制裁との連携を強める。また、EUの資産凍結を厳格化するために、報告義務を強化する。

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