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対外行動予算の30%増加でEUの国際的役割への投資を促進
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<日本語仮抄訳>
欧州委員会は本日、2021年~2027年までの次期長期欧州連合(EU)予算において、対外行動に関する支出を1,230億ユーロに増加し、その構造を大幅に簡素化し、今日の地球規模の課題に今よりはるかに柔軟かつ効果的に対応できるようにすることを提案した。
対外行動予算は、EUのパートナー国の、持続可能な開発、安定、民主主義の確立、社会経済的発展および貧困の撲滅に向けた政治的・経済的変革への取り組みを支援するEUの主要手段となる。同予算はまた、EUが引き続き世界各地で人道援助を提供することを可能にする。EUの近隣地域については、この予算は近隣諸国がEUの単一市場に経済的に近づくことを支援する手段でもある。
新たな対外予算案の主要要素は以下の通りである。
- 額の増加:2014年~2020年の945億ユーロから30%増え、2021年~2027年で1,230億ユーロとなる
- 簡素化:欧州委員会は、予算内の個別手段の数の削減と、欧州開発基金のEU予算への組み込みを提案している。これにより、EUの価値や優先事項に沿った形で政治的目的やパートナーとの関与において一貫性が増し、焦点がより明確になる
- 柔軟性:新しい予算の構造は、未使用の資金を複数年にわたり利用・再利用することを可能にする。これにより、貧困撲滅や持続可能な開発・繁栄・平和・安定の促進というEUの優先事項に沿って、絶えず変化する環境により的確に対応することが可能になる。
- 透明性と民主的監視の強化:一例として、欧州開発基金のEU予算への組み入れ
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