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台湾における死刑執行を受けたEU報道官の声明
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<日本語仮訳>
「台湾で李宏基死刑囚に対する刑が執行されたことで、2016年5月以降、実質的に適用されていたモラトリアム(執行停止)に終止符が打たれた。
欧州連合(EU)は、犯された犯罪の被害者の家族と友人に心中より哀悼の意を表する。同時に、EUは極刑の適用には明確に反対する。極刑は残酷かつ非人道的な刑罰で、抑止力としての効果はなく、人間の尊厳と人格の受け入れがたい否定の象徴である。
2018年3月に行われた、初のEU・台湾人権協議では、参加者は世界的な死刑執行の減少を考慮した広範にわたる国民的議論を行う利点や、台湾における死刑に関する作業部会の取り組みの加速化について協議した。これらに加え、EUは台湾当局に対し、死刑の完全廃止に向けた第一歩として、2013年3月に国際的専門家が提言したとおり、死刑に対するモラトリアムを即刻再導入するよう期待する」
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