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イラン核合意に関する、EU上級代表と仏独英の各外相の共同声明

09.05.2019
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EU News 83/2019

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<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長、ジャン=イヴ・ル・ドリアン・フランス外相、ハイコ・マース・ドイツ外相およびジェレミー・ハント英国外相は、以下の声明を発表した。

「われわれは、イランが、同国との核合意――包括的共同行動計画(JCPoA)――の下で行った約束について発表した声明を、重大な懸念をもって留意する。

われわれは、全ての者の安全保障上の利益となる、世界の核不拡散体制の主要な成果であるJCPoAの維持と完全な履行に全力を尽くし続ける。

われわれはイランに対し、これまで通りにJCPoAの下での約束の履行を続け、事態を拡大させるような措置を控えるよう、強く要請する。

われわれは、いかなる最後通告も受け入れず、イランの合意順守を、JCPoAと核不拡散条約に基づく核関連の約束に対する同国の対応に基づいて判断する。この点においてわれわれは、国際原子力機関がイランの核関連の約束の履行の監視と検証において果たす大きな役割を思い起こす。

われわれはまた、イランが引き続きJCPoA合同委員会を含む、定着した同合意の進め方やメカニズムに従うことを期待する。

同時にわれわれは、イラン国民のための制裁解除を含む、同合意に基づくわれわれ側の断固たるコミットメントを思い起こす。この点において、われわれは、米国がJCPoAを離脱し、制裁を再び科していることを遺憾に思う」

 

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