スウェーデンとデンマークでの聖典コーラン焼却および宗教共同体のシンボルの尊重に関するボレルEU上級代表の声明

26.07.2023
ブリュッセル
EEAS Press Team

EU NEWS 133/2023

<日本語仮訳>

ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、以下の声明を発表した。

「欧州において最近個人によって多くのイスラム教徒を侮辱する行為が行われたことを受け、EUは、あらゆる形態の宗教的憎悪や不寛容の扇動を強く断固として拒否することを改めて表明する。多様性の尊重は、EUの中心的な価値の一つである。そこには、他の宗教共同体の尊重も含まれる。

コーランまたは神聖であると考えられているその他の書物の冒涜は、侮辱的かつ無礼であり、明らかな挑発行為である。人種差別、排外主義およびそれに関連する不寛容の表現は、EUではあってはならない。 



われわれは、域内外で 宗教や信仰の自由および表現の自由を引き続き擁護しているが、合法的なものがすべて倫理的であるとは限らない。

今こそ、相互理解と尊重のために団結する時である。個人の扇動家が行ったこれらの行為は、われわれや社会の分断を望む人々を利するだけである」

 

原文はこちらをご覧ください(英語)。

 

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