＜日本語仮抄訳＞

欧州連合（EU）は12月9日、拡大東南アジア諸国連合（ASEAN）国防相会議の「議長国招待プログラム」に初めて参加した。ベトナムがハノイで主催した同会合には、ジョセップ・ボレルEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長が、オンライン形式で参加した。ボレル上級代表の参加は、先日EUとASEANの関係が戦略的パートナーシップに格上げされたことに続くものだ。

ボレル上級代表は発言の中で、「われわれは狭くなりつつある世界に生きており、アジアの平和・安全・繁栄は欧州のそれらに欠かせなくなっている。つい先日、ASEANとの関係を戦略的パートナーシップに格上げしたからには、アジアおよびそれを越える地域でも平和・安全・繁栄といった目標に向けて協力していきたい」と述べた。

 ボレル上級代表は、EUとASEANはルールに基づく国際秩序と国際的安定と安全の促進への決意を共有していると強調した。両者は多国間主義と地域統合を信奉しており、「力は正義なり」という考えを否定している。

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