何十年ぶりの米国連邦政府による女性に対する死刑執行を受けたEU報道官の声明
<日本語仮抄訳>
「欧州連合(EU)は、米国連邦政府がほぼ70年ぶりに女性に死刑を執行したことに対し、深い遺憾の意を表明する。EUは、リサ・モンゴメリー死刑囚に対し、精神障害を抱える者に関して、国際法や尊重されるべき国際的に認められている最低条件を考慮し、寛大な措置を要請してきた。
2020年7月に17年ぶりに連邦政府が死刑執行を再開して以降、多くの刑が執行されている。EUは、断固として、またはっきりと、犯罪被害者とその遺族を支持し、域内では効果的に犯罪者を訴追している。しかしながら、極刑は人間の尊厳や生存権と両立せず、非人間的で屈辱的な処遇であり、いかなる犯罪抑止効果を有するとも証明されていない。どのような司法制度でも避けることのできない誤判は、不可逆的な結果をもたらす。EUは米国政権に対し、現政権の最後の数日間に予定されている残りの連邦政府による刑執行に関し、その決定を覆すよう求める」
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