欧州大陸送電網のウクライナ・モルドバ両国との連結を受けたシムソン欧州委員の声明

16.03.2022

EU News 68/2022

<日本語仮抄訳>

欧州委員会のカドリ・シムソン・エネルギー担当委員は本日、以下の声明を発表した。

「ウクライナとモルドバの送電網は本日、欧州大陸送電網と成功裡に同期連系された。これは、ウクライナはこの暗黒の日々の中でも、電力系統の安定、家々の暖房および照明の点灯を維持できるようにする一助となる。また、欧州とウクライナの関係においても歴史的一里塚であり、この分野で同国は欧州の一員となった。

今回の取り組みは、関わった全ての関係者の並々ならぬ協力と決意を示した。本来なら1年かかる作業を2週間でこなしてくれた欧州送電系統運用者ネットワーク(ENTSO-E)に謝意を述べたい。また、リスクが皆無ではないこのプロジェクトを支持した、欧州連合(EU)理事会議長国フランスと他のEU加盟国にも感謝したい。そして、悲惨な戦争の最中においてもウクライナのエネルギー系統を稼働させ続けている、われわれのウクライナ側のパートナー、特にヘルマン・ハルシチェンコ・エネルギー大臣とウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴの英雄的な奮闘にもお礼を申し上げたい」

も参照してください