欧州委員会、EUの弾薬の製造能力の早急な拡大に向け、5億ユーロおよび新たな措置を採択

03.05.2023
ブリュッセル
EEAS Press Team

EU NEWS 071/2023

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、ウクライナに弾薬やミサイルを緊急に提供し、かつ欧州連合(EU)加盟国の在庫補充を支援するため、3月20日にEU理事会が合意した計画の3つ目のトラック(柱)への対応として、「弾薬製造支援法案(ASAP)」を採択した。同法案は、融資を含む的を絞った措置を導入することで、EUの生産能力を増強し、現下の弾薬やミサイルおよびそれらの部品の不足に対処することを目的としている。同法案は、加盟各国からの在庫提供(トラック1)および弾薬の共同調達(トラック2)を支援する。

同法案は特に、欧州における弾薬とミサイルのタイムリーな供給を確保するため、EUの防衛産業の対応力と能力を強化する。欧州が再び激しい紛争を経験していることに鑑み、これらの製品を十分な量でタイムリーに入手することは、われわれの安全保障およびウクライナへの継続的な支援にとって極めて重要である。今般の法案には以下が含まれる。

  • 関連する防衛装備に関するEUの産業生産能力の強化を財政的に支援する手段
  • これらの物品のサプライチェーンにおけるボトルネックの存在を把握し、監視し、よりよく予測するためのメカニズム
  • 弾薬の供給不足に対処するための一時的な規制枠組みの導入

 

原文はこちらをご覧ください(英語)。

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