米国の連邦政府による死刑執行を受けたEU報道官の声明
<日本語仮抄訳>
「欧州連合(EU)は、大統領選後の政権移行期では初めてとなる、米連邦政府による死刑執行が、直近の11月19日に行われたことに対し、深い懸念を表明する。
米国政権が20年近い中断後に7月に連邦政府による死刑を復活させると決定して以降、これまでに8人に対し刑が執行され、12月と1月にはさらに6人に対する執行が予定されている。EUは、いかなる状況や時期においても死刑に対し強く明確に反対していることを思い起こし、米国政府に対しこの決定を覆し、連邦政府による全ての執行を止めるよう求める。
EUは、死刑が残酷かつ非人間的な処罰で、犯罪抑止力とならないと考える。人間の尊厳と品位に対する受け入れがたい否定である上、誤審の場合の結果は不可逆的なものとなる。
連邦政府による多数の死刑は、米国の各州の死刑執行の急減や世界的潮流に反するものだ」
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