EU、WHO総会で世界をより安全にする行動の必要性を訴える

<日本語仮抄訳>
5月24日から6月1日まで開催された世界保健機関(WHO)の第74回世界保健総会で欧州連合(EU)は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに対する多国間主義に基づく対応の促進と、将来の保健衛生上の緊急事態への備えの強化に向けた取り組みを主導した。
今回の総会でEUとその加盟国は2年続けて、保健分野の緊急事態に対するWHOの備えと対応能力を強化するとの決議を先導した。同決議は、より良い復興を実現することで今般のパンデミックから教訓を得て、各制度や手段における予防・準備・対応を改善するとのわれわれの集団的努力にとって重要な一歩である。この決議に基づき、評価パネルの結論や勧告を検討し、2022年5月の総会に報告する「WHOの準備・対応の強化に関する加盟国ワーキンググループ」が創設される。
EUとWHOが分類する世界全6地域の国々の一部はまた、今回の総会がパンデミックに対する備えと対応に関するWHO協定、合意もしくは他の国際的取り決めに向けた手続きの設置への道筋をつけるよう、大規模な連合を作った。
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