EU・英国合同委員会の共同議長の共同声明

08.12.2020

EU News 346/2020

<日本語仮抄訳>

欧州連合(EU)・英国合同委員会の共同議長であるマレシュ・シェフチョビチ欧州委員会副委員長とマイケル・ゴーブ英国務相(ランカスター公領相)は昨日、脱退協定の実行に関して積み残された問題に対応するため、政治的な会合を行った。脱退協定、特にアイルランド・北アイルランドに関する議定書が、英国のEU脱退の移行期間が終了する2021年1月1日をもって完全に機能することを保障することは最重要事項である。同議定書は、「聖金曜日協定(ベルファースト合意)」の全ての側面を守り、アイルランド島の平和・安定および繁栄を維持するものだ。

EUと英国双方のこの数週間における集中的かつ建設的な作業を受け、両共同議長は、特にアイルランド・北アイルランドに関する議定書を含む、全ての問題において原則合意に至ったと発表できる。

原則合意が得られた分野には、動植物とそれらに由来する物品の検査に特化した国境管理・入域窓口、輸出申告、医薬品の供給、冷蔵肉類その他の食料品のスーパーマーケットへの供給、および同議定書に基づく国家補助ルールの適用の明確化などが含まれる。

 

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