EU、グローバル戦略の下、安全保障と防衛を提供

<日本語仮抄訳>
2016年6月、フェデリカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、「EU外交・安全保障政策のためのグローバル戦略」を提出した。それから2年が経過し、2018年6月25日、その進捗状況に関する第2次報告書が発表された。報告書は、とりわけ安全保障および防衛分野において達成された重要かつ迅速な進捗状況を浮き彫りにしている。
2年前、EU外交・安全保障政策のためのグローバル戦略は、今後は「予測可能な予測不可能性」の時代になると予想した。実際、世界はより複雑になり、不確実性が増し、争いの多い場となった。
それ故、グローバル戦略は、EUがEU域内外で、信用され頼れる安全保障提供者としての役割を果たすことを強調しているのである。その目的は、危機に対して効果的に対応しつつ、パートナー諸国が自身の安全保障能力を開発し、北大西洋条約機構(NATO)といった地域また国際的なパートナー組織と緊密に協力することを手助けすることにある。
EU外交・安全保障政策2016-2018: 迅速な進捗: 2年の間、安全保障・防衛の分野におけるグローバル戦略に記されたコミットメントに沿い、広範囲な具体的かつ実際的な措置がとられた。