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中距離核戦力全廃条約に関するEU報道官の声明

22.10.2018
Teaser

EU News 242/2018

Text

<日本語仮訳>

「欧州における中距離核戦力全廃条約(INF条約)は、冷戦の集結に貢献し、30年前の発効以来、欧州の安全保障構造の柱の一つである。

INF条約のおかげで、核や通常弾頭を搭載した3,000発近くのミサイルが取り除かれ、検証可能な形で廃棄された。同条約はまた、核不拡散条約第6条における軍縮義務にも大きく貢献している。

米国とロシアは、欧州および世界の安全保障に不可欠である同条約を維持し、その完全かつ検証可能な実行に向けた建設的な対話に関与し続ける必要がある。

われわれは、ロシアのINF条約の順守に対する深刻な懸念について、同国が相当かつ透明性のある形で対応することを期待する一方で、米国にも同条約からの離脱の可能性が自国、その同盟国および世界全体に及ぼす影響について熟慮することも期待する。

世界には、誰の利益にもならず、むしろさらなる不安定化をもたらすような新たな軍拡競争は不要である」

カテゴリー
Statements by the Spokesperson
Location

Brussels

Topics
Security, Defence & Crisis Response
Disarmament, Non-Proliferation, and Arms Export Control
Editorial sections
Japan
Russia
United States of America
EEAS
Security, Defence & Crisis Response
Disarmament, Non-Proliferation, and Arms Export Control