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世界をオレンジ色に(Orange the World)――女性に対する暴力撤廃

24.11.2018
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EU News 267/2018

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<日本語仮訳>

女性や女児に対する暴力は、世界における最も広範に及ぶ悲惨な人権侵害の一つである。世界中の3分の1の女性や女児が、人生のいずれかの時点において暴力を経験していると推定される。こうした暴力は、ジェンダー平等、女性や女児の権利およびエンパワーメント、ならびに全体の発展を妨げており、持続可能な開発目標達成への障害となっている。

欧州連合(EU)は、女性や女児に対する暴力を根絶することを担保するための、実質的な取り組みを行っている。「われわれの取り組みは実を結びつつある。世の中は変わり始めている。過去2年間において、われわれは、女性性器切除に関連した保護やケアを行うことで150万人以上の女性や女児を支援してきた。また、850万人を擁する、3,000のコミュニティがこうした慣習を捨て去ることを公表した」とフェデリカ・モゲリーニEU上級代表兼欧州委員会副委員長は述べた。

児童婚については、EUは、女児の権利に関する意識や慣習を改めるように考案されたイニシアチブを通して、160万人以上に働き掛けた。また、被害者に対する保護と支援の権利を提供する、女性に対する暴力やハラスメントの予防と撲滅を目指す欧州評議会のイスタンブール条約へのEUの加盟に向けて取り組んでいる。

EUは、このゴールに向けて絶え間なく取り組んでいく。暴力のない生活は奪うことのできない基本的権利である。女性や女児から自由を奪うことは、世界から自由を奪うことを意味する。

 

 

Main image : UN Women/Younes El Moumine 

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